
アミノ糖のひとつであるグルコサミンは、それが含まれたサプリメントが人気となったことで知名度を上げました。
でも、グルコサミンって本当に効果あるのでしょうか?
ここでは、グルコサミンの気になる効果・効能、その成分、さらには変形性膝関節症への効果についての情報を紹介します。

グルコサミンって本当に効果あるの?
グルコサミンの効果には関節炎を和らげてくれることがまず挙げられます。
サプリメントだけではなく実際に医学的治療に用いている国もありますし、信憑性は高いと考えてもいいでしょう。
軟骨を丈夫にし、健康な足腰にしてくれる効果・効能もあるとされています。
ある程度の年齢に達するとどうしても足腰が痛みやすくなりますが、その理由の多くは関節にあります。
骨と骨の間にあるクッションが削れているため骨と骨に神経が圧迫されて痛みが走るのです。
グルコサミンを摂取すること でこのクッションとなる軟骨が丈夫になり、痛みを防ぐ効果があると言われています。
グルコサミンは皮膚の損傷や関節のトラブルを修復する効果があるということで、摂取している方もいます。
グルコサミンのサプリメントが人気になったということはそれだけ何らかの効果や効能が発揮されたということでしょう。
あるいはそれが効くとされている症状を患っている人が多いとも言えるかもしれません。
若い方でも新陳代謝が活発な年齢の頃はいいのですが、それ以外の激しいスポーツをする方もグルコサミンの効果が出やすいと言われています。
グルコサミンの成分は?
グルコサミンとはタンパク質の成分であるアミノ酸と糖が結合したものになります。
これだけ言われてもグルコサミンがどのような成分なのかはわからない方が多いでしょう。
このグルコサミンは、皮膚や爪、関節や骨格といった体内のさまざまな場所にあるものです。
皮膚や爪の生成の一部、そして関 節が滑らかに動くことができるようにするはたらきがあります。
しかしこのグルコサミンは、年齢を重ねるにつれて体内から少しずつなくなってしまうのです。
そのため、年齢を重ねるにつれて、膝や肩といった大きな関節に痛みが出たりしてしまうのです。

グルコサミンの変形性膝関節症への効果は?
変形性膝関節症とは、膝に起こる病気のことで、中高年の方によく見られる症状です。
加齢とともに膝の関節部分にあるクッションが磨り減ったりする事で起こる変形性膝関節症は、相当な痛みを伴ないます。
変形性膝関節症の症状が進行すると膝の関節が変形して歩くのも困難になる事もあるようです。
グルコサミンがこの変形性膝関節症の予防効果もあると言われているのですが、ここは専門家によっても見解が分かれるところ。
グルコサミンが含まれたサプリメントを口から摂取して、果たして効果があるのかどうかは賛否両論なのです。
グルコサミンが腸からどれだけ吸収されるかということですね。
ただ、「賛」の声があるというのは希望が持てます。
実際に関節部分の痛みがなくなったとか、飲む前よりも活動的になれたとする声があるわけですから、何かしらの効果・効能は持っていると考えるのが自然でしょう。
まとめ
グルコサミンを多く含む食品の1つとして、カニやエビといった甲殻類があります。
鶏や豚の 軟骨、うなぎ、手羽先などにも含まれています。
その他には、納豆やオクラといったネバネバする食べ物にも含まれています。
関節痛の方はグルコサミンをこのような食品から摂取するとよいのですが、なかなか毎日の食事に含むのは難しいと思います。
関節にいつも違和感を覚えているという方は、グルコサミンの含まれているサプリメントを摂取してみてはどうでしょう。
そして、その効果を実感するには飲み続けることが大切になってくることも忘れてはなりません。